こんにちは!
京都三条御幸町・アーユルヴェーダサロンShinSenです。
12月に入り、いよいよ今年も残すところ1ヶ月を切りましたね❗️
例年よりは、暖かさも感じるように思いますが皆様いかがお過ごしですか?
さて、前回のブログではアーユルヴェーダにおける”ラサ(味)とその性質(グナ)”についてお伝えしました。その後、皆さん味についてちょっとだけ意識してみたりされましたか?
今日は、味が実際にどのようにドーシャに影響するのかお伝えしたいと思います。
ラサとドーシャの関係
前回のブログでお伝えした6つの味が、どのドーシャにどのように作用するかを簡単にまとめてみました。
同じ性質で増え、反対の性質で減るの考え方を応用すると、ドーシャをバランスすることができます!
甘味…ヴァータ・ピッタ を減らし、 カパを増やします。
酸味…ヴァータを減らし、 ピッタ・カパを増やします。
塩味…ヴァータを減らし、 ピッタ・カパを増やします。
苦味…ヴァータを増やし、ピッタ・カパを減らします。
辛味…ヴァータ・ピッタを増やし、カパを減らします。
渋味…ヴァータを増やし、ピッタ・カパを減らします。
さらに、まとめると!
甘味・酸味・塩味は…ヴァータを減らし、カパを増やします。
ヴァータは、カパと相反する関係にあるので、カパは残りの味
苦味・辛味・渋味が…カパを減らし、ヴァータを増やします。
ピッタは、ちょっと別枠
辛味・酸味・塩味は…ピッタを増やし、
甘味・苦味・渋味は…ピッタを減らします。
ピッタは、
赤くなったり怒りやすい火を想像するような性質。「辛い・酸っぱい・しょっぱい」のような鋭い味は、胃が弱っている時に火を思い起こすような炎症や赤みを引き起こしそうなイメージです。
例えば…
(わかりやすいので、前回と同じ例を)ピッタが上がり、イライラしているときほど、辛いものが食べたくなることがあります。このとき辛いものや酸味のあるものを食べると、ますますドーシャのバランスが乱れ体調を崩してしまうのです。
ある味はとってはいけないとか、この味は取った方が良いとかではなく、自分のドーシャの乱れとよく照ら
し合わせながら、全ての味をバランスよく摂るのが理想ですね❗️
そして、こちらも参考に!
6味が心身にもたらす影響
6味が心身に果たす役割はそれぞれにあります。似通っているものもありますが、やはりバランスよく全ての味を食事に取り入れることが心身に良い影響と与えると言えるでしょう。
甘味…心と身体を養い元気にしてくれる。飢えや渇きを取り除く。全ての組織を増やすと言われています。
酸味…リフレッシュさせ、体重を落とすのを助ける。食欲・消化を促進する。
塩味…重さを除去し、消化力と食欲を増進する。組織を柔らかくすると言われています。
苦味…分泌物を浄化し乾かす。肌荒れや熱を抑える
辛味…身体から分泌物を流す。食欲を増進する。
渋味…癒しと浄化。
今自分が欲している味が心身にどんな影響をもたらすかを見てみると、意外と今求めているものと一致したりする事も。
大切なポイントは、6つ全ての味を摂るようにすること❗️
ドーシャバランスの乱れが気になったとき(不調がある時)に、対応する味を調整することが大切です。
併せて、わたしたちは全てのドーシャを持っていることを忘れずに。
調整することは大切ですが、偏り過ぎないことも大切です。
6つの味を食べるのは、意外と簡単
全ての味を食べるのは難しいと思いがちですが、実は意外と簡単なんです。例えば普段食べている食材に意識を向けてみましょう!意外とバランスはとれている⁉️
【ある日の献立】
ご飯(甘味)、お味噌汁(塩味)、お漬け物(酸味)、野菜炒めピリ辛風(辛味)、
ほうれん草のおひたし(苦味)、豆のサラダ(渋味)
こんな風に、いつもの献立に6味を当てはめてみてください💡
意外にバランスとれちゃいますね♪
*6味の食品例は、前回のブログをご覧ください。
また、いつもの食事にスパイスを加える事によって、更にドーシャのバランスが取りやすくなります💡
例えば、ガスが溜まりやすいお豆を食べる際、ヴァータのバランスを整えてくれる効果のあるショウガ、クミン、コリアンダーやコショウなどいったスパイスを加える事によって消化しやすく食べやすくなります。
また、消化しにくいものを食べる際にもブラックペッパーや生姜を加えることにより消化を助けてくれます。
食事の際、おかずがどの味をしているか意識を向けて食べていくと、自分の好む味や嫌いな味が分かります。また今自分が欲している味が何かを考えてみることで、自身のドーシャの(乱れ)状態がわかるヒントになる事も❗️新たな食事の時間の楽しみとして、ゆっくり味わいながら是非意識してみてください。
スパイスや、具体的な献立もまたブログでご紹介いたします♪